黒にんにくはゆっくりと時間をかけて熟成することで、白にんにくよりも豊富な栄養素をもつのが特徴です。そんな黒にんにくはドライフルーツのような甘みがあるため生でもおいしく食べられますが、料理に加えてもおいしい食材です。
今回は、栄養価が高い黒にんにくを使ったレシピをご紹介します。黒にんにくがもつ優しい甘みや食感を活かして料理をアレンジしてみましょう。
また、黒にんにくの栄養成分を効果的に摂取するためのたべ方についても解説します。黒にんにくを毎日のルーティーンに加えて、健康をサポートしましょう。
黒にんにくがもつパワー
黒にんにくはスーパーフードと呼ばれるほど、栄養成分が豊富に含まれているのが特徴です。真っ黒な見た目が印象的な黒にんにくは、白にんにくとどのような違いがあるのでしょうか。
こちらでは、黒にんにくの基礎知識についてみていきましょう。黒にんにくの正体や栄養成分、摂取目安量がわかれば、きっと試してみたくなりますよ。
そもそも黒にんにくとは?
黒にんにくは、生の白にんにくを1ヶ月ほど時間をかけてじっくりと熟成させたものです。一定の温度と湿度を保った環境で寝かせることで、だんだんと色が濃くなり、甘くフルーティーな味に変化してきます。
もともとにんにくには豊富な栄養素があるとして有名ですよね。しかし黒にんにくは熟成されることにより、さらに栄養価が高くなるのがポイントです。
加えて黒にんにくには、白にんにく特有の強い匂いがほとんどないのも特徴です。ドライフルーツのような甘くコクのある黒にんにくは、匂いを気にせず好きな時に食べられるのがよいですね。
黒にんにくの栄養素
黒にんにくは「天然のサプリメント」と呼ばれるほど栄養成分が豊富に含まれています。中でも注目したい栄養成分には、次のものが挙げられます。
・アミノ酸
・ポリフェノール
・S-アリルシステイン
・アルギニン
私たちの身体はタンパク質からできていますが、アミノ酸はこのタンパク質の元となる成分になります。黒にんにくは白にんにくと比較すると、このアミノ酸を約2.3倍も多く含んでいます。
また黒にんにくのポリフェノール含有量は、赤ワイン100gと比較すると約13倍にもなります。ポリフェノールには強い抗酸化作用があるため、生活習慣病の予防や老化の元となる活性酸素の除去に効果的です。
美容に気を使っている方は、S-アリルシステインに注目してみましょう。S-アリルシステインは活性酸素が引き起こす肌の老化を防ぐ働きがあり、疲労回復や血液の流れをスムーズにさせる効果も期待できます。これにより身体の内側から健康を作り出し、エイジングをサポートします。
黒にんにくの適量は?
黒にんにくは、薬やサプリメントと違って基本的に摂取量に制限はありませんが、1日1粒程を目安に食べましょう。疲労がなかなか取れない時や、冷えが気になる場合には、いつもより多めの2〜3粒を食べてもよいでしょう。
黒にんにくは、白にんにくのような強い刺激が少ないため、胃への負担を気にせず食べられるのがポイントです。子どもも安心して食べられるので家族みんなのエネルギー補給に役立ちます。
黒にんにくを効果的に食べるには?
黒にんにくの高い栄養素は、どのように食べると効果的に摂取できるのか気になりますよね。基本的に黒にんにくはいつ食べても同じように成分を摂取することができます。
しかし、体調を整えたい場合や、欲しい効果を効率よく感じたい場合には、食べるタイミングを調節してみるとよいでしょう。
こちらでは、黒にんにくを食べるおすすめの時間帯を3つご紹介します。目的に合わせて黒にんにくを食べることで、より効果的に食べられます。
【朝】1日のエネルギーチャージに
朝ごはんは1日の始まりに大切な役割を持っています。黒にんにくは栄養素を豊富に含むため、1日のエネルギーチャージとして食べるのに適しています。
また、朝のルーティーンに黒にんにくを加えると、食べ忘れも防げるのがポイントです。にんにく特有の匂いもほとんどないため朝食の際に食べてみましょう。
【夜】疲労回復効果で疲れをリセット
豊富な栄養素で疲労効果が期待できる黒にんにくは、夜食べるのもおすすめです。1日がんばった身体に栄養を届けて1日の疲れを取りましょう。
また、黒にんにくには安眠や精神安定を促す働きがあります。睡眠は脳や身体を休め、免疫機能を増加させるなどの大切な役割があります。
質のよい睡眠をとり、体内リズムを整えるには、夜に黒にんにくを食べることをおすすめします。
【運動前に】脂肪燃焼効果を高める
黒にんにくは運動のエネルギー源となり、運動前に食べると脂肪の燃焼効果を高めるとされています。ダイエット効果を高めたい方は、エクササイズやスポーツをする前に黒にんにくを食べてみましょう。
また黒にんにくは少量であればカロリーを気にせず食べられます。黒にんにくに含まれる糖は天然の糖分であるため身体にため込まれず、エネルギーに変えられるのです。食物繊維も含まれているため、ダイエット中のスナックとしても最適です。
黒にんにくを使ったレシピ
にんにく特有の刺激が少なく、フルーティーな甘みがある黒にんにくは、さまざまな料理や食材と相性よく食べられます。
こちらでは、黒にんにくを使って簡単に作れるレシピを紹介します。栄養豊富な黒にんにくは毎日食べることが重要です。いろいろなアレンジで継続して食べられるように工夫してみましょう。
豚バラ肉と黒にんにくのサラダ
黒にんにくは、豚バラ肉サラダに合わせることで、美味しく健康的に食べることができます。豚肉はゆでて使うため、ヘルシーな1品になりますよ。
【材料:2人分】
・かいわれ大根 2分の1パック
・薄切り豚バラ 50g
・黒にんにく 1個
【調味料】
・ドレッシング(お好みのもの) 小さじ2
・かつお節 お好みの量
【作り方】
1.水を中火で沸騰させた鍋に、豚バラ肉を入れる。再度沸騰したら火を止めて、肉に十分に火が通るまで置いておく。
2.豚バラ肉を取り出して水洗いする。キッチンペーパーで水気を取り、一口大の大きさに切る。
3.お皿にかいわれ大根を盛り付け、豚バラを乗せる。
4.1cm角に切った黒にんにくをトッピングし、ドレッシングとかつお節をかければできあがりです。
黒にんにくのブルスケッタ
ブルスケッタとは、薄くスライスしたパンにお好みの具材を乗せて食べるイタリアン料理です。甘みのある黒にんにくは、アボカドやトマトと相性よく食べられるためおすすめです。
【材料:5個分】
・バゲット 5cm
・黒にんにく 3かけ
・アボカド 2分の1個
・ミニトマト 3個
・レモン汁 小さじ2分の1
・おろしにんにく 小さじ2分の1
・オリーブオイル 大さじ2分の1
・黒こしょう 少々
【調味料】
オリーブオイル 大さじ1
・塩・こしょう 少々
【作り方】
1.バゲットを5等分にスライスし、オリーブオイルやにんにくを塗りトースターで焼く。
2.黒にんにくを6等分、ミニトマトを4等分、アボカドは種と皮を取り1cm角に切る。
3.アボカドにレモン汁をなじませる。
4.ボウルにミニトマトとアボカドを入れ、オリーブオイル・塩・こしょうを加えて混ぜる。
5.バゲットに具材をのせて、黒こしょうをお好みの量ふったらできあがりです。
黒にんにくのディップソース
ディップソースは材料を混ぜるだけで簡単に作れるのがポイントです。野菜スティックやフライドポテトなどに添えて食べてみましょう。
【材料:2人分】
・卵黄 1個分
・塩 少々
・黒にんにく 1かけ
・オリーブオイル 大さじ4
・レモン汁 大さじ2分の1
・黒こしょう 少々
【作り方】
1.黒にんにくをすりおろす。
2.ボウルに卵黄と塩、おろした黒にんにくを入れてよく混ぜる。
3.オリーブオイルを少量ずつ加えながら混ぜる。
4.よく混ざったら、レモン汁と黒こしょうを加えて、混ぜたらできあがりです。
つうはん本舗の黒にんにくなら
黒にんにくはドライフルーツのような優しい甘さがあるため、サラダやソースなどさまざまな料理にアレンジしやすいのが特徴です。
つうはん本舗の黒にんにくは、青森県産の高級ブランドのにんにくを丸ごと熟成させ、皆様のご家庭にお届けします。
黒にんにく1玉をまるごと購入できるため、生のまま食べたり料理に加えたりとお好みにアレンジしやすいのがうれしいポイントです。
生活スタイルや健康・美容などの目的に合わせて、食べるタイミングを調節しながら栄養豊富な黒にんにくを継続して取り入れましょう。